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武術秘伝書夢世界第八十八話 【捨理尋心流剣術目録】
古代世界から連綿と伝承された「合氣」の極意は武蔵系兵法を通じて伝承されたと言う驚異の仮説を秘伝書の中で検証する

新たなる理念が実は超古代世界からの遺産であったと言う話
「合氣」と言う用語は本来それほどの歴史があるのではなく、近年に醸成した理念と技法群であると言う。
確かにしかりであるとは思うが、しかしそれほど新しくもなく、史料を見て行くと理念と用語は少なくとも江戸期には醸成していた事が分かる。但し武術系ではなくそれは武術講談本の中であり、内容的には宮本武蔵の修行譚である。この中に武術極意、玄妙の術としての「相氣」「相氣之術」(※註 江戸期においては「合氣」も「相氣」も同音同意の用語として用いられていたと考えられるので以下の論述も同質の物として論ずる)の事が語られている。しかし武蔵の講談本と聞いて、此処で武蔵が最後に残した『五輪書』の序文にある次のような述懐が思い出されはしないだろうか。
「……其後なをもふかき道理を得んと、朝鍛夕錬してみれば、をのずから兵法の道にあふ事、我五十歳の比也。其より以来は、尋ね入るべき道なくして光陰を送る……」と。そしてその「兵法の道理」を得てからは、特に師匠を設けなくとも万事諸芸に達する事が出来る様になったと……。
つまり武蔵は五十歳の頃に兵法の最終奥義とも言えるものをやっと会得したと懐古しているわけであるが、この「兵法の道」こそが後世で言う「合氣之術」そのものではなかったのだろうか。するとやはり「合氣之術」は武蔵系に遺伝した極意伝であったか? かかる思いで武蔵系史料を見て行くと、元禄年間に発行された宮本武蔵政名系の秘伝書に「相氣」の用語が現れて入ることが判明した。これは正に用語の現れとしては最古とも言える貴重な史料である。と言う事はやはり「合氣の秘法」は武蔵が無数の実戦のはてに会得した玄妙なる極意伝であり、武蔵系こそにその秘法が遺伝したと事であったのか? そしてそれが明治の奇書『武道秘訣合氣之術』に結実したと言う事であったのだろうか。同書は現代に通ずる合氣系武道の理念の原点となったもので「合氣」の本質を「対人読心術」と「瞬間催眠法」なりと喝破しているのである。
いかにもしかりかと思うが、しかしだとすれば「合氣之術」の淵源はとても武蔵兵法所の騒ぎではないと言いたい。なんとならば武蔵兵法の源脈は日本伝兵法の始祖、義経兵法にあり、その義経兵法の源泉は古代中華の黄石公兵法にあり、そのまた原典は太公望伝『六韜三略』の中にあるのだから。同書の内容は多岐に渡るがその奥にある極意の主要テーマは正に「対人読心術」であり、現代の「合氣之術」にそのまま通ずる極意伝なのである。用語の変化はともかくとしてのその理念は何千年もの昔、超古代世界から密かに血脈伝承されて来た秘法中の秘法であったのではなかろうか。

●解題
元禄十一年(1698)に佐々木三左衛門から窪田源五郎源忠知へ発行された剣術目録であり、「捨理尋心流」というユニークな流名を名乗っていることが興味深い。宮本武蔵政名は宮本玄信の親戚筋とも言われ、諸説と異論が多く未だ定説を得ない。ただ宮本家系二刀兵法を継承した系脈であることは事実である。実際二刀剣法を中心とした目録となっているが、その中に「相氣」のワードが入っており、武術用語として現れた正に最古の史料と言えるものである。ただ当時としてどんな意味合いで用いられたのかは不詳である。
[飯嶌文夫先生所蔵]

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