●紐足袋新調
昔は(文久年間以前)は「足袋御免」の規制があり、五十歳以下は足袋を普段ははけなかった。また期間も十月一日から二月二十日までと限られている。いやそれ以前にも柔弱なる故に足袋は基本的に侍は履かなかっただろう。しかし殿中ででは必要であるし、また武術的な立場からは足袋を付けた足捌きも重要な錬功法の一つである。但し現在のコハゼ付き足袋は幕末から明治以降の産物であり、本来の足袋は紐足袋であるべきである。古武道を標榜するなるば紐足袋は是非とも必要なアイテムとなるが、東京では造る所は全く少なくなり、管理人の知る限り二軒ほどしかない。しかしこれぐらいのものは自作できるかもしれないのだが?
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